オーストラリア情報部>PALとNTSC(映像機器の方式)&ビデオキャプチャについて

・PALとNTSC(映像機器の方式)&ビデオキャプチャについて


 オーストラリアにビデオキャプチャを持ってきて,コンポジット(黄・白・赤のビデオ入出力のケーブルを利用する一般的タイプ)でキャプチャを利用出来ると思っていたのですが,結局は出来なかったことはビデオについてに書きました.それについて,いろいろ調べてみたので書きたいと思います.

 オーストラリアでは,PAL方式のBタイプ(以降PAL_Bと表記)が映像機器の方式として用いられているそうです.ちなみに,日本ではNTSC方式のMタイプ(以下NTSC_M)が用いられています.
 PAL_BとNTSC_Mの違いですが,主な違いはカラーコードと走査線数のようです.PAL_Bでは走査線が625本,NTSC_Mでは,走査線が525本です.

 BuffaloのMV5DX/U2は,PAL_Bに対応している(設定にはその項目がある)と思っていたのですが,実際は対応していないということが分かりました.
 MV5DX/U2を使うときの問題は画面が回転することだと書きました.それは走査線数が100本ちがうので,625本を525本に表示しようとすると,最後の100本が一番上から表示されてしまい,毎描画ごとに,画面が100/525ずつずれていくという問題のようです.(MV5DX/U2の設定画面で,PAL_Bを選んだ場合,カラーコードの問題は解決されるが,走査線本数の問題が解決されないようです)

 で,この問題を解決するためには,PALからNTSCのコンバータを導入するという方法が考えられますが,このコンバータが曲者で,約3万円します.100本の走査線を少なくするわけですから,画質も落ちるそうです.(10万円くらいするものだと大丈夫らしい)

 他には,PAL_Bに対応するビデオキャプチャを購入する方法が考えられます.これでも,約2万から3万円しますので,やはり安くすみません.しかも僕の場合,既にビデオキャプチャを持っていますので,更に損した気がします(笑).ですが,海外でビデオキャプチャをしたいと思っている人は,間違いなくこれが最も良い考えだと思います.ぜひPAL_B対応か調べてみてください.

2005年8月

トップページへ

社交ダンス/競技ダンス NoDance,NoliFe.©2005


管理グループ:NDNF All Rights Reserved.